2011年08月08日
チェンソー講習会
山師1年生の私にとっては貴重な講義です。職場の先輩には教わるものの、自己流の解釈が混ざっており、基本中の基本を講習会で学びました。
最初に伐木造材作業における死亡事故事例から入り、チェンソーの構造やソーチェーンの正しい目立て、防護衣の重要性、かかり木処理、広葉樹伐倒など、多少現場を踏んできたことと重ねつつ考慮しながらの講習会だったので、とても参考になりました。特にかかり木処理です。思った所に伐倒できないものだから、かかり木の頻度が上がってしまう。現場での処理は、やってはいけない玉切り処理をしていた。ワイヤーとチルホールを使用しての処理方法が基礎なんだと初めて知った。が、現場での向き不向きがあるので、本音と建前を使い分けてやると。
但し、事故が起きた場合は危険な作業と知りつつ行ったとして労災保険は適用されないし、自己責任で処理されてしまうが致し方ないかな。
特に目を見張るものとしては、この写真おっちゃん北川原技研の社長、チェーンソー用目立て装置『キマルK-01』特許出願済だった。ソーチェーンの目立てを誰でも簡単に新品同様の切れ味にするらしい。とても自慢げな自信を持ったこの笑顔が嫌味なく好きだったので、パシャリッ!
ただ、現場内での使用には向かないかな。事務所に帰って使用するとか、目立て職人が日に何十本もの作業に使うとか。でも色々と考えてそれを商売にする精神は見習いたい。人の役に立っている商品だと感心した。
講習会にもあったが、目立ての良し悪しはキコリ人生を左右する。伐倒までの所要時間、それに伴う振動病や体力消耗、燃料消費(燃費)など、目立てとは人体に害を及ぼす要素なんだと。
Posted by ゲゲゲのゲンさん at 22:00│Comments(0)
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