2011年11月28日

こんな奴、許せない。

今から3年前 消防団の部長をしたときの事件簿。

最近は 消防団入団希望者が めっきり減って来ている。

20~40才の適齢期の 青年を対象に 勧誘に走る 歩く 追いかける(そんなことはしない)

当事者と面会したいが 親が出てきてシャットアウトする。

その親御さんだって、若いころは 地元の消防団をやっていたに違いない。

のに、『うちの子は夜勤で~・・・』 とか 『社会人として2~3年経って慣れてきたら~』 とかの理由で

断ってくる。本人にも 会わせない、会わせてくれない。 こんな親、許せない!!

こんな奴もいた。

毎年 春と秋に 非常招集訓練を行う。火事が出たとの想定で行う水出し訓練。

その秋訓練は、私の部が担当地域だったので、幹部会を何度となく開き、入念なる訓練計画を立てた。

火点を設定し、第1線は北側の河川からの自然水利による放水。第2線は南側にある防火水槽からの放水。

そして第3線は、その防火水槽への給水活動という想定訓練をしていた時の事。

消防団と言っても、強制参加ではなく、自主性に任せてある。仕事優先でも構わないし、家族優先でも構わない。

ある団員H氏は、家族サービスを理由に訓練を辞退した。それは一向に構わないが、第3線は彼の玄関先をホースが

展張している現場そのものにあった。

訓練撤収後 団長講評を兼ねての規律訓練をすぐそこの 市民グラウンドで行っていた時のことだ。

信じられない光景が 目に映った!!

団員H氏が子供たちと キャッチボールをしているではないか・・・・?!愕然とした。

確かに 自主性に任せているけど、地元で しかも 自分家の真ん前で訓練していて 尚且つ 

団幹部揃い踏みの訓練時に そっちのけで 家族サービスって・・・そりゃぁ~ないでしょっ!!

こんな奴、許せない!!許せるはずがない!!!

まだある。

その年の年末夜警での事件。

中間慰労を兼ねて、夜警の合間に鍋をつついていたとき、問題児H氏は ちゃっかり来ていた。

私の部は当時3班に分かれての 夜警基地を設けていたので、各基地を見回っていたときのこと・・・・

『お疲れで~す。』といつものように団員らと挨拶を交わしていた時、H氏は酔っていたせいか突っかかってきた。

『よぉ~部長、お疲れ。』

『お疲れ様です。』(一応H氏の方が年上なので)

『あのよぉ~、滅多に出てこないこんな俺にも声を掛けてくれるこいつらに、もっと喰わせてやれよぉ(怒)』

『いやぁ、私は出てこられない方にもお誘いして、底辺の底上げをしたんですよ!!』って言うと、もっと剥きになり、

『そんなんじゃダメだっ、出てくる奴らを優遇しろ!!』

『いや、底上げが大事。』

『出て来やしない者に手間暇時間かけても無駄だ。こいつらを大事にしろやぁ・・・』とエスカレートしつつ、

『表でろやぁ!!』と言いかけたのを、団員たちが気を回してH氏をなだめだしたので、立場上ここで我慢した。

『お前が出てこない底辺の1人だろうがぁ・・・・ふざけんじゃねぇぞコラ~!!』と地が出て来つつあった。

こんな奴 許せねえ!!

間もなく 年末を迎える。この時期になると その時の事を思い出してしまう。

穏やかに 新年を迎えたいです!!







同じカテゴリー(消防)の記事画像
最後の出初式
年末警戒実施
防災訓練
同じカテゴリー(消防)の記事
 最後の出初式 (2012-01-15 22:50)
 年末警戒実施 (2011-12-27 19:36)
 防災訓練 (2011-09-04 11:59)

Posted by ゲゲゲのゲンさん at 06:00│Comments(0)消防
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。