2011年11月28日

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

 11.13 18:15 前門大通りでのお土買い込みが終わるころには、腹が減ってきた。前門駅から亮馬駅まで地鉄で行った。前門駅乗車口では、欧米の恋人同士がChu~chuゥ~と人目を憚らず、Playしているではないか?見ているこっちが恥ずかしくなるくらいに、Love loveなので、じろりと観察していると、嫌そうにどっかに行ってしまった。ヒヒヒ~ィ

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

 亮馬駅から夕食屋までは、公共バスに乗って移動した。バスと言っても、ゴルフカートっぽいような物に、電気自動車程度のお粗末さの文明の利器。でもね、歩くよりはマシだった。1元×6人の賃金で、快適に目的地に到着した。ガタンッ、ゴトンッ!!と隙間だらけのエコカーを堪能した。こんな感じだったような・・・・(イメージ写真)

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

 『宝源餃子屋』 ~北京水餃子の伝説の名店~ 北京2大料理といえば、『北京ダック』と『餃子』と言っても過言ではないくらいの知名度ですなぁ。『北京ダック』は昨日堪能したから、今夜は『餃子』と洒落込む。日本で『餃子』といえば、焼き だし、中国と言えば、 だねぇ!中々本場の餃子と言っても、どこもかしこも本場には違いないので、老舗という表現でいくと、この店は合点がいく。ご当地では2~3ヶ月で不味い店は淘汰されるらしいが、この店は小汚い風体から察するに、10数年の歴史があるというので、相当美味いんだろう・・・・

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

 今宵の夕食を共にしてくれるのは、中国国際放送局日本語部の皆さんです。『北京語放送を聞く会』の短波ラジオの発信基地局の本家本元の方々。長野県北京語放送を聞く会の裏番長の、我ら三井副団長の古くからの知人の皆さんに、セッティングして頂きました。

  左から、草薙剛似の胡徳胜記者 現代に生ける小喬生き写しの傅穎部長 イケ面アナウンサー閔亦冰さん

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

 早速自己紹介カードを手渡し、名刺交換をそそくさと済ませ、純生ビールで即乾杯。『クゥ~・・・この一杯の為に・・・』あとはいつものように、はなちゃんにお任せで、餃子が待ち遠しい。

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

 テーブルの中央にあるもの、生にんにくなんですねぇ・・・中国来て初めて知ったのが、ニンニクをかじりながら餃子を食べるそのスタイル。テーブルには生のニンニクが皮付きで置いてあり、好きなだけ剥いては、餃子と一緒に口に入れるわけですが、日本だったら匂いが気になって絶対に出来ないこの食べ方も、ここ中国だったらお構いなしです。まあ試しにひとかじり・・・か、辛いぃ~、ヒーヒーってやっていると、はなちゃん『そのまんまだけでは美味しくないよ、餃子と一緒に食べないとね・・・!』って、早く言ってよぉ。中国での餃子の具にはにんにくが入っていないみたいなんです。これもまた食文化交流です。私のお隣で赤羽さん、爪楊枝でチクリチクリと小さく刻んでいましたけど、擦りおろしにんにく何て物も無い訳ですね!!いくつ頼んだか知らんけど、出るわ出るわの餃子乱舞。

①ヤサイミックス②人参③ニラ④茄子⑤鱈の身⑥タケノコ⑦エビ⑧漬け大根とまあ、色取りどりみどり。

 尚、中国で水餃子を頼むときには、『斤(ジン)』もしくは『両(リャン)』という単位で注文します。『斤』は約500g、『両』は1/10斤=約50gとなります。よく間違われるのですが、この『重さ』は『餃子』の重さでは無く、『餃子の皮の重さ』となるので注意が必要!一人の目安はだいたい3両(約150g)。勢いよく『一斤(イー・ジン)!』とか注文してしまうと、食い放題状態になってしまい、最後は我慢大会になり、その後、餃子が嫌いになるので気を付けて下さいとの事。この店では、1両=餃子6コ となっています。3両×6個×9人=162個の注文って凄くない?

 さて本命の餃子ですが、やはり美味しいです。美味しいのは前述した通り、10数年の歴史がある老舗ですから、保証付きなんですね。肉汁たっぷりの具が薄めの皮に包まれており、ツルッとした触感も相まって、いくらでも食べれてしまいます。でも中にはハズレもありました。③のニラです。なぜか、正露丸の味がしてならないのです。気のせい?と思い、和田さんに聞いてみると、『やっぱりそう思いますぅ?』だもんで、日本人に腹優しい食材を使用しているんですね、関心感心・・・?!まあ、腹いっぱいには成る訳で、最後の締めは何だい?と聞くのでメニューにはない日本人の無茶振りを発揮しまして、パラパラ炒飯を頼んじゃうんですね!はなちゃん『メニューにないから諦めて』と言い放つもんだから諦めようとしたその時に、炒飯が届くんですよ!必殺裏メニュー炒飯旋風・・・5号厨房師有難う。

 中国人にとって餃子は主食なんだって、、、日本人にしてみれば白まんま片手に、餃子をつつくんですがね・・・。そんな理由も相まって、米を食べる習慣がないようです。しゃぶしゃぶも締めで、うどんや麺を食すのです。だからこっちに来て、左手に米という風景は久しく見てないです。傅穎部長が来日した時、餃子定食を頼んだら、ご飯が出てきてびっくりした事があったそうです。そして、終いまで米には手を付けなかったと言ってました。日本でいうとこの、関西でのお好み焼きはおかずの一皿なんだが、関東では主食となるのと、酷似している。

 食が進み19:30頃、突然ガチャ~ンッ、パリ~ンンンと音がした。和田さん、所狭しと並ぶビールビンやら鍋皿と接触して、受皿を粗相仕り・・・・。ここでふっと思ったことは、このテーブルは狭いなぁってことです。円形のテーブルの中央には料理を載せる回転台がついているが、その各テーブルの大きさの差の部分が、コップやお皿などを置くスペースになる。この店の取りバシが30cm位あるのに対してスペースの幅は精々20cm。こぶし2つ分位しかないので、とっても狭く感じる。こういうのがここでは普通なのか、お客側にとっての使い勝手は考慮されないのかなど疑問に思いました。

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

 もう一つ、おかしな疑問がありました。店内にトイレが付いていない事です。外付けの、隣近所共同のトイレなんです。和田さんが、『遠いですよ、外に出て右に曲がって真っ直ぐ行ったところ・・・』と力説していました。この店のHPよりトイレの様子をコピペさせて頂きましたが、確かに遠いですなぁ。これでは簡単に食い逃げ出来てしまうのではないか、天国のようなお店に感謝です(たかだか40元くらいでは国際犯罪を起こしませんが・・・)。

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

島崎団長 は、鼻の下が・・の、のび・・・


北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

はなちゃん ほろ酔い顔もまた キュートです!!


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中国の男性は優しい!嫌がった顔は見せませんっ 感心感心 うんうん!!


北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

さすがアナウンサー どんな苦境にも平常心!!(三井さん、訪中目的達成!!)


北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

今宵も ごっつあんで~す!!


 22:00 昨日よりはやや早くホテルへ着いた御一行。銘々部屋で寛いで、赤羽&西村部屋はすぐさま安眠。その頃島崎&三井&和田の御三家は、白酒をかっくらおうと集結し、桃園の誓いをやっ・・zzz


「我ら三人、生まれし日、時は違えども兄弟の契りを結びしからは、心を同じくして助け合い、困窮する者たちを救わん。上は国家に報い、下は民を安んずることを誓う。同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、同年、同月、同日に死せん事を願わん!」

北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

見納め ホテルからの 夜景を・・・


北京訪中珍道記 11 本場の水餃子

さらば 北京! ありがとう中国!!


北京訪中珍道記 12 北京市人民対外友好協会表敬訪問 に続く



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Posted by ゲゲゲのゲンさん at 12:27│Comments(0)日中友好
 
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